製造・卸売業のIT活用支援を実施

製造、小売業のIT導入について、支援を行いました。

1.セキュリティ対策

ホームページはセキュリティ対策がなされていないHTTP通信のみで作成をされており、HTTPS通信には対応しておりませんでした。大手企業だとセキュリティ上の問題でホームページが表示できないような状況となり、HTTPS通信に対応をすることを提案しました。

 

2.ホームページの活用、Google プロフィールの充実

日本で1番利用をされている検索エンジンのGoogle、2番目に利用されているYahooともに様々な組み合わせでホームページを表示させようと試みたのですが、表示されませんでした。会社名を検索した場合のみ表示されました。Googleマップ、ビジネスプロフィールについて説明を行い、活用するように提案を行いました。

 

3.顧客管理の電子化

営業活動においては、業務を行う時間に限りがあり、優良顧客とそうでない顧客を分類することも重要です。見積もり依頼が多く受注金額も多いものの、受注確度が低いなど、顧客対応を分析し、さらに収益が向上できる可能性があります。まずは案件管理、顧客対応時間の管理を行い、分析をすることが重要となりますますので、顧客管理が行える情報システムを提案させていただきました。

 

(1)顧客属性の把握の重要性

公式情報として会社名、部署名、担当者名、住所、電話番号、メールなどの情報を登録します。さらに、一般的には公表をされていない決定権者、担当者の判断基準、個人的な趣味や嗜好も登録をしておくと、引継ぎ時などに有効活用することができます。

(2)案件、商談、見積、問い合わせ対応の把握

案件名、依頼日、受注予定日、納品予定日、受注金額、製品仕様、サイズなど案件情報を登録します。見積もりを作成し案件を受注すれば完了ですが、失注した場合には、顧客自体が失注をしたのか、顧客が他社へ発注をしたのか、理由として金額、仕様、納期などが合わなかったのかという要因も把握します。失注理由を明確にすることにより、次につながる施策を打つことができますので、案件管理は非常に重要になります。

(3)売上や営業担当者の工数管理

営業担当者が、何に時間をかけているのか、訪問先など日々の営業活動を登録します。訪問回数、対応時間が多いにも関わらず、売上に結び付いていない顧客の把握など、限りある営業担当者の時間の割り振りを考える指標となります。

(4)顧客管理システムの概算費用について

顧客管理を行う場合には、Microsoft Excelで管理をする場合と、外部のクラウドサービスを利用する方法を紹介させていただきました。

  1. Microsoft Excelで運用をする方法
  2. 外部のクラウドサービスを利用する方法

 

4.IT導入補助金の活用

IT製品の導入に際し、補助金を活用できる場合があります。生産性向上のためにITツール導入経費の一部を補助することを目的としています。このIT導入補助金は2017年度から実施されており、2025年度も継続されております。

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